A4ペーパーや包装紙、折り紙で封筒を作れば、他にはないオリジナリティあふれる封筒が作れます。
封筒を手渡しする場合は特にサイズを気にする必要はありませんが、郵便で送りたい場合は注意が必要です。今回は、ハンドメイドで封筒を作るときに気をつけたい定形郵便と定形外郵便のサイズの違いについてご紹介します。
定形郵便と定型外郵便の違い
定形郵便と定形外郵便の大きな違いは、サイズと料金です。
定形郵便は最小サイズと最大サイズが決まっており、その範囲内の大きさ・重さの郵便です。それ以外が定形外郵便です。
注意点は定形郵便は小さければ良いというわけではないという点。小さすぎる封筒はそのままでは送れません。定形または定形外郵便の封筒に入れて発送することになります。
ハンドメイドで手作り封筒を作る場合、小さい封筒ができるケースが多くあります。出来上がった封筒が定形郵便のサイズに満たない場合は、そのままポストに投函しないようにしましょう。
定形郵便のサイズ
定形郵便は以下の条件を満たす必要があります。一つでも満たさない場合、定形外郵便となるので注意しましょう。
縦 | 14~23.5cm |
横 | 9~12cm |
厚み | 1cm以内 |
重さ | 50g以内 |
形 | 長方形のみ |
便せん2~3枚に書いた手紙や招待状などであれば、多くの場合、定形郵便で送れます。紙の枚数が多く重さや厚みを超える場合は定形外郵便です。
定形外郵便のサイズ
定形外郵便は、サイズと重さが限られた「規格内」と縦横の長さの合計90cm以内であれば封筒以外でも発送できる「規格外」に分けられます。
規格内
規格内で注意したいのは厚さと重さです。厚さ3cmを超えた場合、重さ1kgを超えた場合は規格外となり、規格内よりも料金が高くなるため注意が必要です。
縦 | 14~34cm |
横 | 9~25cm |
厚み | 3cm以内 |
重さ | 1kg以内 |
規格外
規格外は重さ4kgまでであれば送ることができます。条件を満たしていれば形状は問われません。
縦 | 14~60cm |
横 | 9cm以上 |
縦・横・厚さの合計 | 縦横の長さの合計90cm以内 |
形 | 条件を満たしていれば円筒形や段ボール箱も可 |
必ずしも長方形である必要はなく、直径3cm×筒の長さ14cmの円筒形やそれに似た形、表よりサイズが小さくても丈夫な厚紙や布製の宛名札を付ければ差し出せます。
さらに、段ボールに直接切手を貼って差し出しも可能です。
定形よりも小さすぎると郵便が戻ってくる可能性がある
定形サイズよりも小さい封筒をポストに投函した場合、郵便物が戻される可能性があります。郵便物が戻ると送付先に届くのが遅くなり、料金も余分にかかるため、事前にサイズを確認してから投函することが大切です。
小さい封筒で送りたい場合は定形サイズまたは定形外サイズの封筒に小さい封筒を入れて、既定の料金分の切手を貼って送付しましょう。サイズについて心配な場合は郵便窓口へ持って行き、送付できるか確認することをおすすめします。
A4用紙で定形サイズの封筒を作る方法
ここでは、A4サイズの用紙で封筒を作る方法を紹介します。定形郵便としてポストに投函または郵便窓口に差し出したい場合は、折る場所に注意してサイズオーバーにならないように注意が必要です。
用意するもの
・A4ペーパー
・ハサミまたはカッター
・目打ち
・カッターマット
・定規
・糊または両面テープ
作り方の流れ
①A4サイズの用紙でそのまま作ると定形サイズより大きくなってしまうので、定形郵便で使用したい場合は、A4用紙の長い辺を2cmカットして短くします。

②用紙の3か所に折れ線を引きます。
両端1.5cm、上(蓋になる部分)4cmのところに目打ちで線を引きます。
目打ちで線を引くときれいに折ることができます。線を引くときに力を入れすぎると紙が破れるので、力加減に注意してください。

③折れ線の通りに折ります。

④蓋4cmの2~3mm下に紙の端を合わせて折り上げます。
折れ線にきっちり合わせて折ると、封筒の開け閉めがしにくくなるためです。

⑤四隅を切り落します。蓋と糊しろは斜めにカットすると良いです。


⑥糊しろに乗りを塗り、貼り合わせます。

⑦完成♪

詳しくは動画で解説
より詳しく作り方を知りたい場合は、動画で解説しているのでご覧ください。
封筒テンプレートで作ると簡単
長形4号や3号、洋形封筒は封筒テンプレートで作れます。好きな紙でたくさん封筒を作りたいときも封筒テンプレートが便利でしょう。
おすすめは、呉竹の封筒テンプレートです。長形封筒が作れるテンプレートと洋形封筒が作れるテンプレートの2種類があるので、用途に合わせて用意しておくと便利です。
【封筒テンプレート長形】
・長形3号(120mm×235mm)
・長形4号(90mm×205mm)
・定型内(90mm×140mm)
・ぽち袋(70×110mm)
長形のテンプレートは、ぽち袋以外は定形郵便で発送できます。
【封筒テンプレート洋形】
・東京3号(120mm×170mm)
・洋形2号(114mm×162mm)
・洋形3号(98mm×148mm)
・ミニ封筒(65mm×105mm)
洋形のテンプレートは、ミニ封筒以外は定形郵便で発送できます。
オリジナルの封筒ならお手紙やプレゼントも印象的に
定形郵便で送れる封筒の作り方や封筒テンプレートについて紹介しました。オリジナルの封筒を作れば手紙やちょっとしたプレゼントを送るときも個性を出せます。
お気に入りのペーパーでぜひ作ってみてくださいね。